2009年04月26日

4/25 ファビオ・ルイジ指揮ドレスデン国立歌劇場管弦楽団@MUZA川崎

実はこの週は立て続けのMUZAでもありました。そしてこの日は趣のだいぶ異なるクラシック二本立てという、かなり贅沢な一日でもありました。

お天気が嵐な感じで、雨脚に加えてかなり風も強かったため、滅多に長い傘を持参しない私もあきらめて長傘を持参。
とある失敗のために最寄の駅でちょっと時間を食ってしまったために、ホール到着が結構ギリギリになってしまいました。あんまり慌てていたので(開演が少し遅れたから結果的にはそんなに大慌てする必要もなかったのだけれど)ホール入り口前にちゃんと傘立てがあったことにちっとも気づかず、傘を持ったままホール入りする羽目に。
いや、ホール内で傘を持った人を見かけないなぁとは思ったのですが、気づくのが遅いっつの。
終演後にホールを出てから気がつきました…

ホール内に入ってちょっとびっくり。
…思ったよりも人の入りがだいぶ少ない…(汗)
直前まで、ディスカウント価格でチケットを売っていたりしたのは知っていたのですが、まさかここまでとは、という感じに入ってないんですよね…
2F席でさえ結構空いている。これって来日オーケストラでは結構珍しいんじゃないかなあと思うのですが、やっぱり不況の影響なのでしょうか。
だって、ファビオ・ルイジって相当有名な指揮者だと思うんですよねえ。
これって場所が川崎だからなんだろうか?他のホールはもうちょっと入っているとか?
演目のせい?…いやでも「ツァラトゥストラ」は結構人気じゃないかと思うし、ブラームスは日本人大好きじゃないですか(4番はちょっと暗いと思いますが)。
まだ大阪・愛知・都内では2ヶ所で予定されていますので、これからはもっと入るんだろう、と前向きに考えることにして。

ドレスデン国立歌劇場管弦楽団「シュターツカペレ・ドレスデン」
川崎公演
2009/04/25 15:00 start 105 min
@MUZA川崎シンフォニーホール

R. シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」Op.30

---Intermission---

ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
I. Allegro non troppo
II. Andante moderato
III. Allegro giocoso
IV. Allegro energico e passionato

アンコール
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲

指揮:音楽総監督 ファビオ・ルイジ
コンサートマスター:ローランド・シュタウマー

座席:3C 1列 23番

さて、そんなわけでギリギリでの着席になってしまったのでプログラムの確認をする間もなくの開演。…こんないいコンサートで、知らない曲だと目も当てられないなぁと思っていたら、幸いにもつい最近耳にした「ツァラトゥストラ」だったわけです。
ホントにたまたまなんですが、今年のN響定期の1月Cプロの演目と、今月半ばに聴いたウィーン・グランド・コンサートに含まれていたんですよね。さすがに立て続けに聴いていますから、パイプオルガンの重厚な音色が頭に残っており、イントロで「あっっ!」と気づけた次第。
そのときにはプログラム・ノートにあった表題を見ながら演奏を追っていたのだけれど、今回は何もなしで感じるままに楽しんでみました(そうするしかなかった、ともいう)。
そういえば「学問=化学」と書いてあったんだっけか、だとか、思い出しながらではありました。続けて演奏されはするのでうsが、よく聴いていると表題の変わり目はわかるものなんですよね。
頭こそ荘厳に始まりますが、途中は結構苦悩しているというか、混沌というか、眉毛の間にしわができそうな感じで推移していって、最後は消えるように終わる、という私にはそんな印象の曲なのですが、パイプオルガンの効果的な使われ方だとか、オーケストレーションの見事さ、というあたりは、やっぱりシュトラウスおじさんはすごい人だ、と思わされます。

休憩の間におむすびを二つほど平らげ(お昼を食べていませんでした)、一息ついた後にプログラムも無事入手。後半はブラ4でした。
前半から打って変わって、休憩のうちにすごい勢いでパーカッション群が片付けられていて、舞台上がえらくすっきりとなっていました。
この曲は最近になってやっと聴いたという感じなので、私的にはまだあんまりなじみきっていない曲にカテゴライズされます。
冒頭部分は有名なので、ああ、この曲だった、となるのですが、2楽章以降でどうしても聴く側にも体力消耗が…という感じで、つい睡魔が襲ってくるんですよね。
全体的にものすごーく「重い」印象がつきまとうからかもしれません。すごくいい曲なのだけれど、疲れる、みたいな。
2楽章と3楽章はどうも…なのです。
それだけブラームスさんの想いのたけが込められているということなのかもしれません。

鳴り止まない拍手に応えて、最後にえらくリッチなアンコールも演奏してくださいました。
え、アンコール?というくらいに長い曲だったのでびっくり。十分プログラム1曲分ですよ。
初めて聴く曲でしたが、きっとオペラの序曲、と思っていたら正解。まあ、「国立歌劇場管弦楽団」ですしね。

マエストロ・ルイジのタクトは初体験でしたが、マエストロ・ムーティと同じくイタリアの方だなあという物腰でしたね。
すらりとした後姿も印象的なナイスミドル。登場とお辞儀だけ見ていると落ち着いた感じの方なのですが、一転、曲に入るとそりゃもう激しいタクト遣いなのです。なんとも情熱的な感じ。動きもダイナミックで見ているほうもわくわくしてしまいます。
それについていく演奏のほうもダイナミック。やっぱり外国のオーケストラでは管楽器セクションのパワーを感じます。
ホルンなんかも驚くほど大きな音が出るし。前半はそりゃもう華やかに盛大に荘厳に…と、来日初回演奏とは思えないくらいの堂々たる演奏でした。時差ボケとか大丈夫なのかな…
打って変わってのブラームスも弦は弦でものすごい厚みが感じられるあたりがオケとしての底力の強さを示しているような。
そんなオケを自在に操るルイジさんもすばらしい方だと思います。
なんといっても丁寧なお辞儀はとてもとても好印象です。

公演後はサイン会もあったようで、ものすごく惹かれるものもあったのですが、次の予定もあるのでさっくりと移動。
そしてここの楽団員さんたちがえらくフランクなのか、川崎だからなのかはわかりませんが、休憩時間に客席までやってきてスワロウテイルのまんまで知人とおぼしき日本人とお話されているところだとか、既にジーンズにシャツというラフな格好に着替えられた状態で終演後にこれまた知人とおぼしき日本人と歓談されていらっしゃるところだとかを目撃(1曲目と2曲目ではずいぶんと奏者が入れ替わっていたんですよね。特に管楽器)。
きっと1曲目にしか参加していなかった方なんでしょうが…不思議な感じでした。

ちなみに今年R.シュトラウスが取り上げられる率が高いのって、やっぱり没後60年とか、生後145年とか、キリがいい数字だからなんだろうか。やたらとR.シュトラウスだらけなんですよねえ。

それから最後にもうひとつ。
1月のN響定期で、NHKホールでの演奏で初めて見てびっくりだったのですが、パイプオルガンって遠隔演奏できるんだ、ということ。
NHKホールでも、通常のパイプオルガン席は閉まっていたのになぜかパイプオルガンの音色が…(汗)どうやら舞台の上手に置かれていた大きな装置から演奏していたらしいんですが、今回の演奏でもやっぱりステージ上に同じようにオルガン形状のものが置かれていて、パイプオルガンのコントロールはそこから行ってました。
MUZAにも同じような装置があるんだなあとびっくりしたわけですが、やっぱり指揮者がきちんと見えるポジションから演奏できないと、この曲は大変なんだろうなぁ。
posted by ayatchy at 18:46| ☔| Comment(2) | TrackBack(2) | concert | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こちら、本日のサントリー(来日最終日)に行ってきました!久々自分のブログをオープンして書いてみて、TBなどもしてみたのですが・・・やり方を忘れてしまったのでどうでしょうか。ともあれ、凄く良かったですよ〜♪とまずはAyatchyさんにご報告デス。
Posted by yunnan at 2009年05月02日 00:47
>yunnanさん
ご無沙汰しています。サントリーのドレスデン、いらしたんですね!実は会社の同僚も同じホールで同じ時間を共有していたようです(さっきメールで報告もらいました)。
川崎よりはずっと入りはよかったみたいですね。あーんないい演奏で空席なんて勿体ねえっ!とどれだけ思ったことか。
そしてドレスデンといえばシュトラウスなんだそうで(後で知った)、特に今年はアルプスな年らしい私としては、ドレスデン的アルプス交響曲も聴いてみたかった!

トラバ、承認させていただきました。私もあとでトラバ返しさせていただこうかな。
Posted by ayatchy at 2009年05月02日 01:01
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Tracked: 2009-04-26 20:41

ファビオ・ルイジ指揮ドレスデン国立歌劇場管弦楽団2009 05/01@サントリーホール♪♪♪♪♪
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